遺産相続が発生したとき、
「何から手をつければいいのかわからない」
「弁護士に相談すべきか迷っている」
と不安を感じていませんか?
相続手続きは、一見すると自分でもできそうに思えるかもしれません。
しかし実際には、相続人同士の関係性や財産の内容によっては、思わぬトラブルに発展するケースも少なくありません。
特に、不動産が含まれている場合や、相続人が複数いる場合、遺言書の内容に疑問がある場合などは、対応を誤ると後々大きな負担や損失につながる可能性があります。
一方で、すべての相続で弁護士が必要になるわけではありません。
重要なのは、「どのようなケースで弁護士に相談すべきか」という判断基準を知っておくことです。
また、遺産相続は法律だけでなく、不動産の登記や相続税の問題も関わるため、弁護士・司法書士・税理士などの専門家が連携して対応することが重要になります。
この記事では、
費用や手続きの流れ
について、初めての方にもわかりやすく解説します。

目次
①:遺産相続とは?まずは全体像をわかりやすく解説
遺産相続とは何か(初心者向けに簡単解説)
遺産相続とは、亡くなった方(被相続人)の財産や権利・義務を、家族や親族(相続人)が引き継ぐことをいいます。
対象となる財産は、現金や預貯金だけでなく、不動産や株式などの資産のほか、借金などの負債も含まれる点に注意が必要です。
そのため、「財産を受け取る手続き」というイメージだけで進めてしまうと、思わぬトラブルにつながることもあります。
相続で必要になる主な手続き
遺産相続では、以下のような手続きが必要になります。
- 相続人の確定(戸籍の収集など)
- 相続財産の調査(預金・不動産・借金など)
- 遺産分割協議(誰が何を相続するかの話し合い)
- 遺産分割協議書の作成
- 不動産の名義変更(相続登記)
- 預貯金の解約・名義変更
- 相続税の申告(必要な場合)
このように、相続は一つの手続きだけで完結するものではなく、複数の工程を正確に進めていく必要があります。
遺産相続の一般的な流れ
一般的な遺産相続の流れは、以下のとおりです。
相続は、被相続人が亡くなった時点で自動的に開始されます。
この時点から各種手続きの期限(例:相続放棄は原則3か月以内)が進行するため、「何もしなくてもよい期間」は存在しない点に注意が必要です。
戸籍を収集し、法的に誰が相続人になるのかを確定します。
一見シンプルに思えますが、離婚歴や認知、代襲相続などが絡むと複雑になることもあり、誤った認識のまま進めると後のトラブルにつながります。
遺言書があるかどうかで、その後の手続きが大きく変わります。
特に自筆証書遺言が見つかった場合は、家庭裁判所での検認が必要になるなど、適切な対応を取らなければ無効やトラブルの原因となる可能性があります。
預貯金や不動産などのプラスの財産だけでなく、借金や保証債務といったマイナスの財産も含めて調査します。
この調査が不十分なまま遺産分割を進めると、「後から借金が見つかる」といったリスクもあるため、慎重な確認が必要です。
相続人全員で「誰が何を相続するか」を話し合います。
この段階が最もトラブルになりやすく、特に不動産が含まれる場合や相続人間の関係性によっては、交渉が長期化・複雑化するケースも少なくありません。
決定した内容に基づき、不動産の名義変更(相続登記)や預貯金の解約・名義変更、必要に応じて相続税の申告などを行います。
これらはそれぞれ専門分野が異なり、手続きごとにミスや遅れが発生すると、追加費用やペナルティにつながる可能性もあるため注意が必要です。
一見するとシンプルに見えますが、実際には各段階で専門的な判断が必要になることも多く、特に相続人同士の関係や財産の内容によって難易度は大きく変わります。

②:遺産相続は自分でできる?弁護士が不要なケース
相続人同士で争いがない場合
相続人全員の関係が良好で、遺産の分け方についても全員が納得している場合は、必ずしも弁護士に依頼する必要はありません。
実際、相続人が配偶者と子どもだけで構成されており、話し合いがスムーズに進むケースでは、ご自身で手続きを進めている方も多くいらっしゃいます。
ただし、現時点で問題がなくても、手続きの途中で認識のズレが生じることもあります。
特に「口約束」で進めてしまうと、後からトラブルになるケースもあるため、最低限の書面化(遺産分割協議書の作成)は重要です。
財産が少なくシンプルなケース
相続財産が預貯金のみであるなど、内容が比較的シンプルな場合は、自分で対応しやすいケースといえます。
例えば、不動産が含まれていない場合は相続登記が不要となり、手続きの負担が軽減されます。また、遺産総額が基礎控除額を下回る場合には、相続税の申告も不要となるため、全体の手続きは比較的シンプルに進めやすくなります。
ただし、「財産が少ない=トラブルにならない」とは限りません。
相続人の人数が多い場合や、一部の相続人と連絡が取りにくい場合には、遺産分割協議がスムーズに進まないこともあります。
また、預貯金のみであっても、分け方によっては不公平感が生じることがあり、思わぬ対立につながるケースもあります。
そのため、シンプルな相続であっても、状況によっては慎重に対応することが重要です。
財産が自宅不動産のみのケース
相続財産が自宅不動産のみの場合も、一見するとシンプルなケースに思われがちです。
預貯金のように複数の口座や手続きを扱う必要がないため、「誰か1人が相続すればよい」と考えやすく、比較的対応しやすいと感じる方も少なくありません。
しかし実際には、不動産は現金のように分割することができないため、相続人が複数いる場合には調整が必要になります。
例えば、
- 誰が自宅を相続するのか
- 他の相続人との公平性をどのように保つか(代償金の支払いなど)
といった点で意見が分かれるケースも多くあります。
また、不動産の評価や利用状況によっては相続人間で認識の違いが生じやすく、結果として話し合いが長引くこともあります。
このように、自宅不動産のみの相続は「シンプルに見えて調整が難しいケース」でもあるため、状況によっては専門家への相談も検討することが重要です。
遺言書があり内容が明確な場合
有効な遺言書があり、その内容が明確で相続人全員が納得している場合も、比較的スムーズに手続きを進めることができます。
特に、公正証書遺言であれば形式面での不備が少なく、そのまま手続きに移行できるケースが一般的です。
一方で、自筆証書遺言の場合は、内容の解釈をめぐって争いが生じたり、形式不備によって無効となるリスクもあります。
また、遺言書があっても「遺留分」を巡る問題が発生することもあるため、注意が必要です。
③:遺産相続で弁護士に相談すべきケース【判断ライン】

遺産相続はすべてのケースで弁護士が必要になるわけではありませんが、以下のような状況に当てはまる場合は、早めに相談することをおすすめします。
相続人同士で意見が対立している場合
遺産の分け方について相続人同士で意見が合わない場合は、弁護士の関与が必要になる可能性が高いといえます。
例えば、
「誰がどの財産を相続するかで揉めている」
「特定の相続人が話し合いに応じない」
といったケースでは、当事者同士での解決が難しくなることも少なくありません。
このような場合、弁護士が間に入ることで冷静な話し合いが可能になり、法的な根拠に基づいた解決を目指すことができます。
不動産が含まれている場合(複数不動産)
相続財産に複数の不動産が含まれている場合は、手続きの難易度が一気に上がります。
不動産は現金のように単純に分けることができないため、
- どの不動産を誰が取得するのか
- すべて売却して現金化するのか
- 一部を共有名義とするのか
など、複数の選択肢の中から慎重に判断する必要があります。
また、それぞれの不動産によって価値や利用状況が異なるため、
「駅近の物件」「居住中の自宅」「収益物件」などを巡って、相続人間で公平性に対する認識がずれやすい点も特徴です。
さらに、不動産ごとに評価や権利関係を整理する必要があり、共有名義や賃貸中の物件が含まれる場合には、管理や収益分配をめぐって将来的なトラブルにつながる可能性もあります。
加えて、相続登記の手続きも不動産ごとに必要となるため、数が増えるほど手続きの負担も大きくなります。
このように、複数の不動産が含まれる相続は、分け方・評価・手続きのいずれにおいても複雑になりやすく、当事者だけで整理することが難しいケースも少なくありません。
そのため、早い段階で専門家に相談し、全体を見据えた分割方法を検討することが重要です。の評価額や利用状況によって相続人間の利害が対立することも多く、結果としてトラブルに発展しやすい分野でもあります。
遺言書の内容でトラブルがある場合
遺言書がある場合でも、その内容を巡って争いになることがあります。
例えば、
- 内容が不公平だと感じる相続人がいる
- 遺言書の有効性に疑問がある
- 解釈が分かれる記載がある
といったケースでは、法的な観点からの整理が不可欠です。
また、遺留分(最低限保障された取り分)を巡る問題も発生しやすく、感情的な対立に発展する前に専門家の関与が重要になります。
相続人が多い・連絡が取れない場合
相続人の人数が多い場合や、一部の相続人と連絡が取れない場合も、手続きは複雑になります。
遺産分割協議は原則として相続人全員の合意が必要となるため、1人でも欠けると手続きを進めることができません。
このようなケースでは、弁護士が関与することで、適切な手続き(不在者財産管理人の選任など)を取りながら進めることが可能になります。
相続財産が高額・複雑な場合
相続財産の総額が大きい場合や、複数の不動産・株式・事業資産などが含まれている場合は、判断を誤ると大きな損失につながる可能性があります。
また、このようなケースでは相続税の問題も重要になり、税理士との連携も必要になる場面が多くなります。
単に分けるだけでなく、「どのように分けるのが最も合理的か」という視点が求められるため、専門家のサポートが有効です。
遺産相続にかかる弁護士費用の相場とは?費用の内訳・節約方法・実例を徹底解説
遺言は弁護士に依頼すべき?【必須となるケースあり】費用と行政書士に依頼する場合の違いに関してはこちら
④:放置するとどうなる?よくある相続トラブル

遺産相続は「すぐに対応しなくても大丈夫」と思われがちですが、実際には放置することでトラブルや不利益が生じるケースも少なくありません。
ここでは、実際によくある相続トラブルを紹介します。
兄弟・親族間でのトラブルに発展するケース
相続で最も多いトラブルが、親族間の対立です。
当初は円満に話し合いが進んでいたとしても、遺産の分け方や金額の認識の違いから徐々に関係が悪化し、最終的には話し合いがまとまらなくなるケースもあります。
特に、
- 「特定の相続人が多くもらっているのではないか」
- 「生前の援助(特別受益)をどう考えるか」
といった点が争点になりやすく、感情的な対立に発展することも少なくありません。
一度関係が悪化すると、当事者同士での解決は難しくなり、長期化する傾向があります。
行政書士の視点
兄弟だけの話し合いで修復不能なほどのトラブルになることは稀です。
兄弟の配偶者の意見が、話し合いの中で散見されるようになると、修復不能なトラブルになりやすいです。
可能な限り、相続人以外の意見が入らないよう気をつけてください。
不動産の分割で揉めるケース
不動産が含まれる相続では、分け方を巡ってトラブルになるケースが多く見られます。
例えば、
- 誰が不動産を取得するのかで意見が対立する
- 売却するかどうかで意見が分かれる
- 評価額に納得できない相続人がいる
といった問題が発生しやすく、話し合いが長期化する原因になります。
さらに実務上は、単純な評価額の問題だけでなく、不動産の立地や利用価値を巡って対立するケースも少なくありません。
例えば、
「駅に近く利便性の高い物件を取得したい」
「長年住んできた自宅を手放したくない」
といったように、金銭的な価値だけでは整理できない事情が絡むことで、調整が難しくなる傾向があります。
このように、不動産相続は“価格の問題”だけでなく、“感情や生活に密接に関わる問題”であるため、当事者間での解決が難しくなることも多くあります。
また、安易に共有名義にしてしまうと、将来的に売却や活用の際に全員の同意が必要となり、新たなトラブルを生むこともあります。
手続きを放置して損をするケース
相続手続きは、すぐに対応しなくてもよいように感じられることがあります。
しかし実際には、期限が定められている手続きも多く、放置することで不利益が生じる可能性があります。
代表的なものが、相続放棄と相続税申告です。
例えば、相続放棄は、原則として自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に行う必要があります。
この期間を過ぎると、原則として相続を承認したものと扱われるため、預貯金などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も引き継ぐ可能性があります。
また、相続税の申告が必要な場合には、相続開始を知った日の翌日から10か月以内に申告と納税を行う必要があります。
期限に間に合わないと、本来であれば使えたはずの特例や控除が受けられなくなることがあるほか、加算税や延滞税が発生する可能性もあります。
さらに、不動産がある場合は相続登記も重要です。
名義変更を行わずに放置すると、すぐに問題が起きないように見えても、後に売却や担保設定をしたいときに手続きが進められないことがあります。
加えて、相続人の一人が亡くなるなどして次の相続が発生すると、関係者が増えて権利関係がさらに複雑になり、当初よりもはるかに手続きが困難になるケースも少なくありません。
このように、相続手続きは「後でまとめてやればよい」と考えていると、結果として余計な費用や手間がかかることがあります。
早い段階で必要な手続きを整理し、期限のあるものから順に対応することが大切です。
行政書士の視点
10か月長いようで短いです。相続人が高齢な場合、話し合いの間に体調を崩してしまうこともよくあります。
また、認知症が進んでしまい、正常な判断ができなくなるケースもあります。
なるべく早めに相続登記完了を目指してください。
相続税の申告で問題が起きるケース
相続財産が一定額を超える場合には、相続税の申告が必要になります。
ただし、相続税は「財産が多いか少ないか」だけで簡単に判断できるものではなく、財産の内容や評価方法によって結果が変わることもあります。
例えば、預貯金の金額は把握しやすい一方で、不動産や非上場株式などは評価が複雑になりやすく、思っていた以上に相続税が発生するケースもあります。
そのため、「うちは大丈夫だろう」と自己判断して申告をしないまま進めてしまうのは危険です。
また、申告が必要であるにもかかわらず放置してしまうと、税務署から指摘を受け、後から申告や納税を求められることがあります。
その場合、本来納めるべき税額に加えて、加算税や延滞税が発生する可能性があります。
さらに注意したいのは、財産の把握漏れや評価の誤りです。
例えば、名義預金や不動産の評価、過去の贈与との関係などを十分に整理しないまま申告すると、後日税務調査で修正を求められることがあります。
相続税の申告では、単に期限内に書類を出せばよいわけではなく、内容の正確性も非常に重要です。
誤った申告をしてしまうと、結果として追加の税負担や手続きのやり直しが必要になることもあります。
そのため、相続財産に不動産が含まれている場合や、財産の総額が大きい場合、評価が難しい資産がある場合には、早い段階で税理士などの専門家に確認することが重要です。
適切に申告を行うことで、不要なペナルティや将来的なトラブルを防ぎやすくなります。されるため、正確かつ期限内の対応が重要です。
⑤:弁護士に依頼すると何をしてくれる?(初心者向け)
遺産相続について弁護士に相談・依頼すると、具体的にどのようなサポートを受けられるのでしょうか。
ここでは、初めての方にもわかりやすく、弁護士の主な役割について解説します。
相続人同士の交渉・調整
相続でトラブルが発生しやすいのが、相続人同士の話し合い(遺産分割協議)です。
当事者同士で話し合う場合、どうしても感情的になってしまい、冷静な判断が難しくなることがあります。
弁護士が間に入ることで、当事者同士が直接やり取りする必要がなくなり、法律に基づいた冷静な交渉が可能になります。
また、法的な根拠に基づいて主張や整理を行うことで、話し合いの方向性が明確になり、解決までの時間短縮につながることもあります。
遺産分割協議書の作成
遺産分割の内容が決まった後は、その内容を書面にまとめる必要があります。
これが「遺産分割協議書」です。
この書類は、不動産の名義変更や預貯金の解約などの手続きで必要になる重要な書面であり、内容に不備があると手続きが進まない原因になります。
弁護士に依頼することで、法的に有効かつ実務上も問題のない形で書類を作成することができ、後のトラブルを防ぐことにつながります。
法的トラブルへの対応
相続人同士で話し合いがまとまらない場合には、家庭裁判所での調停や審判に進むことがあります。
このような場面では、法的な主張や証拠の整理が必要となり、専門的な知識が不可欠です。
弁護士に依頼することで、調停や審判の手続きを適切に進めることができ、ご自身の主張を法的に整理したうえで対応することが可能になります。
相続手続き全体のサポート
遺産相続は、一つの手続きだけで完結するものではなく、複数の手続きを並行して進めていく必要があります。
弁護士に依頼することで、
- 手続き全体の流れの整理
- 必要書類の案内や収集のサポート
- 各段階での判断に関するアドバイス
など、全体を見据えたサポートを受けることができます。
特に初めての相続では、「何をいつまでにやるべきか」が分からないこと自体が大きな負担になりますが、その不安を軽減できる点も大きなメリットです。
⑥:遺産相続は“弁護士だけ”では不十分?ワンストップ対応の重要性

相続は1人で抱えず、専門家が連携して対応することでスムーズに解決できます。
遺産相続というと「弁護士に相談すれば解決する」と考えられがちですが、実際にはそれだけで完結するケースは多くありません。
なぜなら、相続には法律だけでなく、登記や税務といった複数の専門分野が関わるためです。
相続は「法律・登記・税金」が関わる複雑な手続き
遺産相続では、主に以下の3つの分野が関係します。
- 法律(遺産分割・トラブル対応など)
- 登記(不動産の名義変更)
- 税金(相続税の申告)
例えば、不動産を相続する場合、遺産分割の内容を決めるだけでなく、その後に相続登記を行う必要があります。
さらに、財産額によっては相続税の申告も必要になります。
このように、一つの相続の中で複数の専門領域が関わるため、全体を見渡した対応が求められます。
司法書士・税理士との連携が必要な理由
弁護士は法律問題の専門家ですが、登記や税務についてはそれぞれ専門の士業が存在します。
- 不動産の名義変更(相続登記)→司法書士
- 相続税の申告 →税理士
これらを別々に依頼する場合、それぞれに事情を説明する必要があり、手間や時間がかかるだけでなく、情報の伝達ミスが生じる可能性もあります。
また、連携が不十分な場合、手続きの順序や判断にズレが生じ、結果として非効率になるケースもあります。
別々に依頼する場合のデメリット
各専門家に個別に依頼すること自体は可能ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 同じ説明を何度も行う必要がある
- 連携不足により手続きがスムーズに進まない
- 全体最適ではなく部分最適の判断になりやすい
- 誰が全体を管理するのかが曖昧になる
特に相続のように手続きが多岐にわたるケースでは、「誰が全体を見ているのか」が重要になります。
ワンストップ対応のメリット
弁護士を中心に、司法書士や税理士と連携して対応する“ワンストップ体制”であれば、相続手続きを一貫して進めることが可能になります。
具体的には、
- 一度の相談で全体の流れを把握できる
- 各専門家との連携がスムーズに進む
- 手続きの漏れや重複を防げる
- 全体を見据えた最適な判断ができる
といったメリットがあります。
特に、不動産や相続税が関係するケースでは、早い段階から連携を前提に進めることで、手続きの効率や結果に大きな差が生まれることもあります。
⑦:当事務所のサポート内容(遺産相続を一貫して対応)
当事務所では、遺産相続に関する手続きを一貫してサポートしています。
弁護士としての法的対応に加え、司法書士・税理士と連携し、相続に関するあらゆる手続きをワンストップで対応できる体制を整えています。
公正証書遺言の作成サポート
将来の相続トラブルを未然に防ぐためには、遺言書を作成しておくことが有効です。
遺言書にはいくつかの種類がありますが、その中でもよく利用されるのが公正証書遺言です。
公正証書遺言とは、公証役場で公証人が作成する遺言書のことで、遺言を残す方の意思を確認したうえで、公的な方式に沿って作成されます。
自分で書く自筆証書遺言とは異なり、公証人が関与して作成するため、形式面での不備が起こりにくく、後になって「方式が整っていないため無効になる」といったリスクを抑えやすいという特徴があります。
また、内容を明確に整理したうえで作成することができるため、相続人の間で解釈を巡る争いが起こりにくい点も大きなメリットです。
さらに、原本が公証役場に保管されるため、紛失や改ざんのおそれが低いという安心感もあります。
当事務所では、ご本人の意思や家族構成、財産の内容を丁寧に確認しながら、法的に有効で、実際の相続手続きでも使いやすい公正証書遺言の作成をサポートしています。
「誰にどの財産を承継させたいのか」「将来のトラブルをできるだけ防ぐにはどう書くべきか」といった点まで見据え、実務上の観点も踏まえてご提案いたします。
遺言執行者としての対応
遺言書を作成した場合、その内容を実現するための手続きを行う必要があります。
その役割を担うのが遺言執行者です。
遺言執行者とは、遺言書に記載された内容に基づき、預貯金の解約や不動産の名義変更など、相続に必要な手続きを実際に進める人をいいます。
相続人に代わって手続きを行う立場となるため、適切かつ中立的に対応することが求められます。
遺言執行者が指定されていない場合、相続人全員で手続きを進める必要があり、場合によっては手間や負担が大きくなることがあります。
また、相続人同士での連携がうまくいかない場合、手続きが滞ってしまうこともあります。
当事務所では、遺言書の作成をご依頼いただいた際に、遺言執行者として当事務所を指定する旨を遺言書に記載することをご提案しています。
これにより、相続発生後は当事務所が中心となって手続きを進めることができ、相続人の方の負担を大きく軽減することが可能です。
また、専門家が関与することで、手続きの正確性や公平性が保たれ、円滑な相続の実現につながります。
遺言は「作成して終わり」ではなく、「確実に実行されること」が重要です。
そのため、遺言執行まで見据えた体制を整えておくことが、将来の安心につながります。
行政書士の視点
遺言執行者に就任するには、特別な資格は必要ありません。
誰でもなれるのが遺言執行者となります。
遺言には親族から1名、当事務所の行政書士を遺言執行者として記載することをご提案しております。
遺産分割協議書の作成
相続が発生した後、遺言書がない場合や、遺言書で指定されていない財産がある場合には、相続人全員で「誰がどの財産を相続するのか」を話し合って決めることになります。
この話し合いを遺産分割協議といい、その内容を書面にまとめたものが遺産分割協議書です。
遺産分割協議書は、単なるメモではありません。
不動産の名義変更(相続登記)や預貯金の解約・払戻しなどの手続きで提出を求められることが多く、相続手続きを進めるうえで非常に重要な書類です。
そのため、誰がどの財産を取得するのかが明確に記載されていなかったり、相続人の表示や財産の特定に不備があったりすると、手続きが進まない原因になることがあります。
また、内容があいまいなままだと、後になって相続人の間で認識の違いが生じ、新たなトラブルにつながるおそれもあります。
当事務所では、相続人のご意向や財産の内容を丁寧に確認したうえで、法的な有効性はもちろん、実際の手続きでも支障が生じにくい形で遺産分割協議書を作成しています。
トラブルを未然に防ぐためには、単に書面を作るだけでなく、将来の手続きや相続人間の関係も見据えて内容を整理することが大切です。
当事務所では、そのような実務面も踏まえながら、適切な書類作成をサポートしています。
相続登記(司法書士との連携)
不動産を相続する場合には、名義変更(相続登記)が必要となります。
当事務所では、提携する司法書士と連携し、遺産分割の内容に基づいた登記手続きをスムーズに進めることが可能です。
弁護士と司法書士が連携することで、手続きの整合性を保ちながら、効率的に進めることができます。
相続税申告(税理士との連携)
相続財産が一定額を超える場合には、相続税の申告が必要になります。
当事務所では、提携する税理士と連携し、適切な申告と納税が行えるようサポートしています。
遺産分割の内容と税務の観点を踏まえて進めることで、無理のない形で相続手続きを完了させることができます。
⑧:遺産相続を弁護士に依頼する費用の目安

弁護士に相続の相談や依頼をする際、「費用がどのくらいかかるのか」は多くの方が気になるポイントです。
ここでは、一般的な費用の考え方について解説します。
弁護士費用の一般的な相場
遺産相続に関する弁護士費用は、案件の内容や難易度によって異なりますが、一般的には以下のような項目で構成されます。
- 相談料(初回相談料など)
- 着手金(依頼時に支払う費用)
- 報酬金(解決時に支払う費用)
例えば、遺産分割の交渉や調停を依頼する場合、着手金と報酬金が発生するケースが一般的です。
報酬金については、取得できた遺産の金額や経済的利益に応じて算定されることが多くなっています。
費用が変わるポイント
弁護士費用は一律ではなく、以下のような要素によって変動します。
- 相続財産の金額
- 相続人の人数
- 不動産の有無や内容
- トラブルの有無や深刻さ
例えば、相続人同士で争いがある場合や、不動産が複数含まれている場合には、交渉や手続きが複雑になるため、費用が高くなる傾向があります。
一方で、争いがなく手続きのみをサポートするようなケースでは、比較的費用を抑えられることもあります。
費用を抑えるための考え方
費用面が気になる場合でも、いくつかのポイントを意識することで、結果的に負担を抑えられる可能性があります。
まず重要なのは、早い段階で相談することです。
トラブルが深刻化してから依頼するよりも、初期段階で専門家に相談した方が、対応がシンプルになり、結果として費用を抑えられるケースもあります。
また、事前に見積もりや費用体系について説明を受け、納得したうえで依頼することも大切です。
弁護士費用は「支出」としてだけでなく、トラブル回避や適切な解決のための「投資」として考えることも一つの視点といえます。
⑨:遺産相続に関するよくある質問(Q&A)
遺産相続については、初めて経験する方も多く、さまざまな疑問や不安を感じることがあります。
ここでは、よくあるご質問についてわかりやすく解説します。
Q.相談だけでも可能ですか?
はい、相談のみのご利用も可能です。
「まだ弁護士に依頼するか決めていない」「まずは状況を整理したい」という段階でご相談いただく方も多くいらっしゃいます。
実際、相続はご自身で対応できるケースもありますが、初期の段階で専門家に確認しておくことで、後々のトラブルや手続きのやり直しを防ぐことができます。
「このまま進めて問題ないか知りたい」という段階でも、お気軽にご相談いただくことが可能です。
Q.費用はいつから発生しますか?
一般的には、正式にご依頼いただいた段階で費用が発生します。
初回相談については無料または比較的低額で設定されていることも多く、「まずは話を聞いてみたい」という方でも利用しやすくなっています。
また、具体的な費用については、事前に内容の説明や見積もりが提示されるのが通常です。
そのため、内容に納得したうえで依頼するかどうかを判断することができます。
Q.弁護士に依頼すると、結果的に費用が高くなりませんか?
一見すると弁護士費用がかかるため「負担が増える」と感じるかもしれませんが、結果的に損失を防げるケースも少なくありません。
例えば、
- 不動産の分け方を誤り、後からトラブルになる
- 法的に適切な主張ができず、本来受け取れるはずの遺産が減ってしまう
- 手続きのミスにより、余計な時間や費用がかかる
- 相続税の対応が遅れ、ペナルティが発生する
といったリスクを考えると、早い段階で専門家に相談することで、結果的に時間・費用・精神的負担を抑えられる可能性が高いといえます。
Q.どのタイミングで弁護士に相談すべきですか?
相続人同士でトラブルが発生してから相談するイメージを持たれる方も多いですが、実際にはトラブルになる前の段階での相談が重要です。
例えば、
- 遺産の内容が複雑な場合
- 不動産が含まれている場合
- 相続人同士で意見が分かれそうな場合
このような段階で相談しておくことで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。
Q.不動産がある場合は弁護士に相談した方がいいですか?
不動産が含まれる相続は、分け方や評価を巡ってトラブルになりやすいため、早めに相談することをおすすめします。
特に、
- 誰が取得するか決まっていない
- 売却するかどうかで意見が分かれている
- 複数の不動産がある
といった場合には、専門家の関与によってスムーズに整理できる可能性があります。
Q.司法書士や税理士との違いは何ですか?
相続では複数の専門家が関わりますが、それぞれ役割が異なります。
- 弁護士:相続人同士の交渉やトラブル対応、全体の法的サポート
- 司法書士:不動産の名義変更(相続登記)
- 税理士:相続税の申告
- 行政書士:遺産分割協議書の作成や各種書類作成のサポート
行政書士は、主に書類作成を中心としたサポートを行う専門家であり、相続手続きの一部を補助する役割を担います。
ただし、相続人同士で争いがある場合や、法的な判断・交渉が必要な場合には、弁護士でなければ対応できない領域となります。
そのため、相続の内容や状況に応じて、どの専門家に相談すべきかを判断することが重要です。
これらを別々に依頼することも可能ですが、連携して対応することで、よりスムーズに手続きを進めることができます。
Q.相続でよくある“相談が遅れてしまうケース”とは?
相続では、「まだ大丈夫だろう」と判断して相談が遅れてしまうケースが少なくありません。
例えば、
- 相続人同士で話し合えば解決できると思っていた
- 手続きがよく分からず、そのまま放置してしまった
- 問題が表面化してから相談しようと考えていた
しかし、こうしたケースでは、すでにトラブルが深刻化していることも多く、解決までに時間や費用がかかる傾向があります。
そのため、少しでも不安を感じた段階で相談することが、結果的にスムーズな解決につながります。
⑩:相談から解決までの流れ

遺産相続について弁護士に相談する際、「どのような流れで進むのか」が分からず不安に感じる方も多いかと思います。
ここでは、一般的な相談から解決までの流れをご紹介します。
1)初回相談の内容と流れ
まずは現在の状況やお悩みについてお話を伺います。
- 相続人の構成
- 財産の内容(不動産・預貯金など)
- 現在のトラブルの有無
などを整理しながら、「どのような対応が必要か」「ご自身で進められる範囲か」も含めてご案内します。
この段階では、必ずしも依頼を前提とする必要はなく、状況の整理や今後の見通しを知ることが目的でも問題ありません。
2)調査・資料収集
ご依頼いただいた場合には、相続手続きに必要な資料の収集や調査を行います。
例えば、
- 戸籍の収集(相続人の確定)
- 財産調査(預貯金・不動産など)
- 遺言書の確認
などを進め、相続の全体像を明確にしていきます。
この段階で正確な情報を把握することが、その後の手続きをスムーズに進めるための重要なポイントとなります。
3)遺産分割協議・交渉
相続人同士での話し合い(遺産分割協議)を進めていきます。
弁護士が間に入ることで、感情的な対立を避けながら、法的な根拠に基づいた交渉が可能になります。
また、直接のやり取りが難しい場合でも、代理人として対応することで、円滑な合意形成を目指します。
4)解決・手続き完了
遺産分割の内容がまとまった後は、必要な手続きを進めていきます。
- 遺産分割協議書の作成
- 不動産の名義変更(相続登記)
- 預貯金の解約・名義変更
- 相続税の申告(必要な場合)
これらを順次進め、相続手続きを完了させます。
専門家が関与することで、手続きの漏れやミスを防ぎながら、スムーズに進めることが可能になります。
まとめ|迷ったら早めの相談が重要です
遺産相続は、多くの方にとって初めて経験する手続きであり、「何から始めればよいのか分からない」と感じるのが自然です。
相続人同士で問題がないように見える場合でも、
- 不動産の分け方
- 相続人間の認識の違い
- 手続きの期限
など、後からトラブルにつながる要素が潜んでいることもあります。
また、相続は法律だけでなく、登記や税務といった複数の分野が関わるため、思っている以上に複雑になりやすい手続きです。
そのため、
- 相続人同士で意見が分かれそうな場合
- 不動産や複雑な財産が含まれている場合
- 手続きの進め方に不安がある場合
このようなときは、早い段階で専門家に相談することが、結果としてスムーズな解決につながります。
弁護士に相談することで、状況の整理から具体的な対応まで、全体を見据えたサポートを受けることができます。
「まだ相談するほどではないかもしれない」と感じる段階でも問題ありません。
まずは一度、現在の状況を整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。
無料相談受付中|まずは一度、お気軽にお話ししませんか?
この記事をここまで読んでくださったあなたへ。
もしかすると今、心の中にこういう想いがあるかもしれません。
- 「まだ元気だけど、そろそろ考えておいた方がいいかも」
- 「相続で家族が揉めるのは絶対に避けたい」
- 「親が高齢になってきて、何か準備が必要そう…」
そう感じた今こそ、行動を起こすチャンスです。
まだ何も決まっていなくてOK。まずは一度、お話をお聞かせください。
✅ 無料相談でできること
当事務所では、初回のご相談は無料で承っております。相談の内容は、まだ漠然としたものでまったく構いません。
ご相談内容の例
- 遺言って何から始めればいいの?
- うちの家族関係でもトラブルなく進められる?
- 自分で書いた遺言書を見てほしい
- 公正証書遺言ってどこに行けばいいの?
- 相続の流れも一緒に知りたい など
💡 専門家に話すことで、「今すべきこと」が明確になります。
✅ 実績・対応エリアについて
当事務所では、これまでに数十件以上の遺言・相続サポートを行ってきました。
地域に根ざした対応と、丁寧でわかりやすい説明をモットーに、多くのお客様から喜びの声をいただいています。
- 対応地域:大田区・品川区・近隣エリア(オンライン相談も対応可)
- ご高齢の方やご家族向けの「ご自宅訪問」も可能です
✅ ご相談の流れ
- 【STEP1】お問い合わせ
→ 電話・メールフォームのいずれかでご連絡ください - 【STEP2】日程調整
→ ご都合の良い日程を調整いたします(平日夜・土日対応もOK) - 【STEP3】無料相談(60分程度)
→ ご状況やお悩みをじっくりお伺いします - 【STEP4】ご提案・お見積り
→ ご希望に応じて、最適なプランをご提案。無理な営業は一切しません。
💬 「話してよかった」「気持ちが軽くなった」そんなご感想を多くいただいています。
✅ ご相談方法(選べます!)
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 📞 電話相談 | お急ぎの方や対面が難しい方におすすめ |
| 🖥 オンライン相談 | ご自宅から安心して相談できます(Zoom対応) |
| 🏠 訪問相談 | ご高齢の方、外出が難しい方のために訪問も可 |
✅ 行政書士プロフィール
特定行政書士 野中雅敏(IT行政書士事務所)
- 国家資格:行政書士(登録番号:25080391)
- 経歴:IT業界出身/相続・遺言分野を専門取り組み中
- 趣味:競泳
- メッセージ:
「遺言は“難しいこと”ではなく、“優しさのカタチ”です。
家族を守るために、ぜひ一緒に考えていきましょう。」
📩 お問い合わせはこちら
- ☎ お電話:03-6820-3968
- 📝 お問い合わせフォーム
- 📍 事務所所在地:東京都大田区大森北3-24-27 ルミエールN
あなたの「不安」を「安心」に変えるお手伝いを、私たち行政書士が全力でサポートいたします。
どんな小さなことでも構いません。
今すぐ、気軽にご連絡ください。

